2009.02.15 バレンタイン饅頭
昨日渡せなかったバレンタイン饅頭を朝から作る。最近こういった愛や恋のイベントごとはだんだん、本来の主旨から遠のいて、どんだけ「無茶ぶりに応えるか」に焦点が絞られている。
一昨年は彼が「誕生日には、緑色のケーキが食べたい」と、言い出した。「緑、なんじゃそりゃ? ええっと、緑、緑、緑?」と、考えあぐねたが、母が「木の芽和えの時、木の芽だけじゃ色が足りないから、ほうれん草を入れる」といってたのを思い出し、結局ほうれん草を駆使した緑ケーキをつくり上げた。彼には一矢報いたが、そんな調子で悪ふざけ化が進んでいる(そして、今、冷静に考えると、緑なら抹茶だろう…)。
今年のバレンタイン饅頭も彼の無茶ぶりに応えるべき代物だったが、お昼すぎにはなんとか焼き上がり、箱詰めして渡した。十二分な出来に、彼は大爆笑、そして意外なことに、食べてみるとなかなかの美味だったので驚いた。あんとさつまいものバランスがよく、お茶うけに最適な味。ああこれなら普通に作って食べたいよね。と言い合いながら、今年のバレンタインも無事、終了した。
16分割される、バレンタイン饅頭の生地
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